2023/08/24
虫歯になった時、歯医者さんに行く事で治療をして貰えますが、最近の歯医者さんは出来る限り歯を抜かない治療をしてくれます。これは治療技術の進歩により、歯を抜かない治療が出来るようになってるからだと言います。歯を抜いてしまうと、歯を支えてい顎の骨は役割が無くなるため、少しずつ吸収されてしまい、骨が痩せてしまうのだと言います。骨が痩せる事で顎の形に変化が生じたり、身体に悪影響を与えると言います。
歯を抜く事で入れ歯を利用して歯の代用をしますが、入れ歯は歯茎の上に取り付ける物であり、骨の衰退を防止する事は出来ません。これに対してインプラントと言うのは、顎の骨の中に人工歯根を埋め込む治療法で、インプラントの構造体はチタン製の金属で出来ており、チタン製の金属は骨との親和性が高いため、骨の吸収を防止できると言われているのです。尚、インプラント治療に利用する人工歯根は骨の量が少ない場合、そのままでは埋め込む事が出来ません。歯を抜いてから時間が経過している場合などでは、顎の骨の量が少なくなっているケースが多く、インプラントの治療を行う前に骨を増量させる手術が必要になるのが特徴です。
また、上顎の前歯などの場合は、歯を抜いた後でも骨の量が少ないケースも有り、治療を受ける前に骨の増量手術を受け、その上で人工歯根を埋め込む治療を行う事になるのです。尚、骨の増量手術は、骨が一定量になるまで3~6ヶ月、人工歯根を埋め込んでから骨と人工歯根が結合するまでに3~6ヶ月が必要となるのが特徴で、インプラントの治療にかかる期間は、初診の時から半年~1年と言われているのです。