歯科についてのいろいろ

歯科とはむし歯を治療したり、歯並びを矯正したり、口腔がんや口腔関係の病気などを診る診療科目です。歯科だけの入院施設は大学病院を覗いてほとんどないですので、クリニック、医院などの名称になっています。ただし口腔外科では入院の必要性がある場合がありますので、歯科病院と呼ばれるような歯科だけ扱う病院がありますが、国内でも数少ないです。今日の歯分野において飛躍的な進歩を遂げているのが、口腔外科分野における「インプラント」と呼ばれるものです。

歯のない部分に人工の歯を埋め込んで、自然の歯を同じような噛み応えがあります。国内ではお年寄りが年々増えてきており、このインプラントを希望する方も増えていますので、インプランの技術を磨く医師が増えてきています。別の見方をすれば、歯医者さんが過剰になっている今日、従来のむし歯などの治療だけでは患者さんを呼び込むことが難しくなったと言えます。もう1つは、予防歯科です。

一昔前までは歯髄や歯を抜いたりしていましたが、できるだけ神経のある歯を残しておきたいといったことから、歯髄を抜かない、歯をできるだけそのままの状態に保つことが望ましいと言われています。またむし歯にならないように、未然にむし歯を防ぐといったことも含まれています。この予防分野の研究は、欧州が先進国であり、欧州をモデルにしたものを国内に持ち込みました。健康な歯があってこそ、食事をおいしくいただける。

つまり心身ともに健康を保つことと同じ考えなのです。