客層を意識して行う歯科の待合室作り

歯科を運営していく時に大切になってくることと言えば、待合室の作り方です。壁や床、ソファなど、こだわるポイントと言うのはとても色々とありますが、ある程度ポイントを絞ってから考えて行くと、決めやすくなるものです。例えば、どの地域で歯科を営むかを意識すると、待合室の空間をどのような形にすれば良いのかが考えやすくなります。高層マンションなど、規模の大きな集合住宅のそばで歯科を開く場合には、客層として小さな子どもからお年寄りの方まで利用されることが予想できます。

ですから、待合室の一角にぬいぐるみなどを置いたキッズスペースを用意したり、体に優しい座り心地の良い椅子を用意して、その一つ一つにクッションを置くと言った工夫をすると良いものです。それとは異なり、住宅があまりないオフィス街で歯科を営む場合には、小さな子どもの利用は少なくなることが予想されますから、キッズスペースを設けず、シックで落ち着きのある、高級マンションやホテルのラウンジのようなデザインにするなど、大人っぽい空間作りをすると良いでしょう。なお、大人っぽくオシャレな空間にするには、ソファの形や色に凝ると共に、床と壁の色との相性も気にしておくのも良いものですが、ライトに凝ることでもオシャレさを演出することができます。天井からだけでなく、足下を照らすなど、位置にこだわったり、ライトスタンドを置くなど、他のアイテムとの調和を考えることが大切です。