2023/08/24
歯科で待合室の環境を整える時には、どうすれば利用者が快適に過ごせるかを考えることが大切です。当たり前のように感じるかもしれませんが、この基本的とも言える意識が欠けていると、結構いい加減さが色々な箇所に出てしまうものです。また、何か工夫をしていたとしても、そのやり方が良くないと、利用者のことをやっているように見えて、よく見るときちんと考えてやっているわけではない、と言うとられ方をされてしまうものです。例えば、歯科の待合室には観葉植物を置くことがよくありますが、とにかく置いておけば良いと思って適当な位置に置くと、圧迫感を覚えたり、邪魔に感じてしまうこともあります。
これは、歯科の待合室によく置いてある、本やテレビにも言えることですが、せっかく用意をしたのに、ただ置けば良いと言うものではない、と思われてしまうのはもったいないことです。なお、ちょっとした配慮、と言うのを見せておけると、きちんとした姿勢が伝わりやすいものです。例えば、受付カウンターの一部に、少し出っ張りを出しておくのです。コンビニなどで、たまに段差がつけられている所もありますが、こうなっていることで、支払いの時に一時的にバッグを置いたりすることができて、動きやすくなるものです。
待合室が狭くて、こういった造りにできない場合は仕方ありませんが、広さに余裕がある時には、こういった工夫をしてみるのも良いでしょう。快適な環境作りには、このような主張し過ぎないちょっとした工夫と言うのが大切になってくるものです。
